受診同行はなぜ回らないのか?人員配置と制度の”ズレ”を現場から解説

未分類

「また今日も受診同行か…誰が行く?」
施設のミーティングでこういう空気が流れる場面を、何度も見てきました。

誰もが大変だとわかっている。でも「じゃあどうするか」の答えが出ないまま、誰かが無理をして対応している。
受診同行がこれほど大変な理由は、現場の頑張りが足りないからではありません。制度と現実のズレが、そもそも無理な構造を作っているからです。


現場で何が起きているか

受診同行は、基本的にマンツーマンの対応です。
1人の入居者に対して、1人のスタッフが付き添う。

病院までの移動、受付の手続き、待合室での待機、診察への同席、帰りの移送——すべてを一人で担うと、短くても2〜3時間、場合によっては半日がかりになります。

その間、その職員は施設を離れています。
残ったスタッフで、普段の業務を回さなければなりません。

人員に余裕がある施設ならまだしも、多くの現場では「1人抜けるだけで業務が回らなくなる」という状況が常態化しています。


制度との”ズレ”

介護保険の人員配置基準は、施設内での介護を前提に設計されています。
つまり、「入居者が外に出て医療機関を受診する」というシーンは、制度の想定からやや外れた部分にあります。

院内介助(診察室の前での待機・手続きの補助など)は、介護保険の給付対象外になることが多く、施設が「サービスの一環」として無償で担っているケースが少なくありません。

訪問介護においても、院内での付き添いは対応範囲が限定されることが多く、
実際には「移送までは対応できるが、院内は難しい」というケースも少なくありません。

この「途中で終わる支援」が、家族や施設職員の負担として残ります。

また、この問題には地域差もあります。
都市部では対応できる外部サービスが複数ありますが、鹿児島市のような地方では選択肢が限られ、「結局、施設か家族がやるしかない」という状況になりやすいです。


なぜ現場が苦しくなるのか

制度は「施設の中」を基準に作られている。
でも、人は施設の外でも医療を受けなければならない。

この当たり前のズレが、誰も意図しないまま現場の負担を積み上げていきます。

施設職員は本来の業務範囲を超えて動く。
家族は「自分がやるしかない」と思い込む。
ケアマネは調整のたびに頭を悩ませる。

誰かが悪いわけではない。でも、誰かが割を食っている。
それが今の受診同行をめぐる現場の実態だと思っています。


外部サービスを使うという考え方

「外部に任せる」という選択肢は、手を抜くことではありません。

施設職員が本来の業務に集中できる。
家族が仕事を休まなくていい。
そして、対応する側も無理なく継続できる。

外部の介護タクシーや受診同行サービスを活用することで、搬送から院内の付き添いまでを一貫して任せることができます。

おでかけナースコールでは、移送と受診同行を一人で対応しています。
通院時の様子や診察内容についても、必要に応じて関係職種へ情報をつなぐことができます。

「診察で何を言われたか分からなかった」を防ぐ意味でも、この役割は意外と大きいです。

受診同行の料金については、こちらの記事もご覧ください。
👉 受診同行ってボランティアになっていませんか?現場から見た適正な考え方
「受診同行ってボランティアになっていませんか?」の記事URLに変更してください。
https://odekake-nursecall.com/2026/04/12/%e5%8f%97%e8%a8%ba%e5%90%8c%e8%a1%8c%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%83%9c%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%be%e3%81%9b%e3%82%93%e3%81%8b%ef%bc%9f/


まとめ:現場を守る選択が必要です

無理な構造の中で、無理をして回し続けることには限界があります。

「うちは外部サービスを使ったことがない」という施設でも、
一度試してみると「こんなにラクになるなら最初から頼めばよかった」という声をいただくことがあります。

まずはどんな対応ができるか、相談だけでも構いません。

━━━━━━━━━━━━━━
介護タクシー おでかけナースコール
📞 090-3415-6783
受付時間:8:00〜20:00
鹿児島市対応 / 受診同行・院内付き添い・申し送り対応
━━━━━━━━━━━━━━



コメント